【映画レビュー】LOGAN / ローガン

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言わずと知れたX-MANシリーズの最新作
そしてある意味完結編

映画X-MANはウルヴァリンを主人公としてずっと追いかけてきた作品でだったのだけど、2014年に公開された『X-MEN:フューチャー&パスト』の登場で話が変わってきた。このフューチャー&パストでウルヴァリンが過去に送られ、そこで歴史を変えたために2つの時系列が存在することになり、今までの作品とは別に新シリーズが展開している。新しい歴史のシリーズ最新作が2016年に公開された『X-MEN:アポカリプス』で、今までの歴史を辿った最後の話が今回の『LOGAN/ローガン』なんですね。で、ウルヴァリンと共に進んできたシリーズはこの作品で最後になります。MARVELの新作スケジュールも、もう新歴史のシリーズで進んでいるしね。

シリーズ的に言うと、ややこしいのだけれど『X-MAN』と『ウルヴァリン』のシリーズは、お互いの話を保管し合っている訳だけれど、公開順番は時系列通りではないので注意が必要。まぁ全部見たら解るんだけど。

何にせよ色々と膨らんできた因縁と感情をこの作品で決着つけた訳だ。そしてそのどれもが彼の孤独と悲しみを前提にしていて、不死の身体的にも陰りが出てきている彼の重い足取りがさらに拍車をかける。要所で派手なアクションを入れながらもそういった全体の雰囲気を壊さず、シリーズの中でもかなり丁寧に作られている映画だなと言った印象。

タイトルをウルヴァリンでは無く、あえて『LOGAN  / ローガン』とした事からも解るように、ドラマがメインの映画で、そのコンセプトがしっかりと伝わってきます。ヒュー・ジャックマンやパトリック・スチュワートの演技は勿論、ダフネ・キーンが好演だったことも間違いなく大きな要因。彼女が主演でスピンオフの噂が出るのもうなずける。


X-man

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